🍳 原価さん

飲食店向け 原価計算ツール

2026年3月24日

飲食店の原価率の目安と計算方法

業態別の基準値から改善方法まで、飲食店経営に必要な原価率の知識をまとめました。

1. 原価率とは?

原価率とは、メニューの販売価格に対する材料費の割合のことです。飲食店の利益を左右する最も重要な指標の一つで、この数値を把握・管理することが安定した経営の第一歩になります。

例えば、500円で販売するカフェラテの材料費が150円なら、原価率は30%です。残りの70%(350円)が粗利となり、ここから人件費や家賃などの固定費を支払います。

2. 原価率の計算式

計算式

原価率(%) = 材料費 ÷ 販売価格 × 100

計算例:カフェラテの場合

材料
原価
コーヒー豆 15g
¥45
牛乳 200ml
¥40
カップ・蓋
¥15
合計(材料費)
¥100

販売価格が500円の場合:100 ÷ 500 × 100 = 原価率20%

粗利は 500 − 100 = ¥400 です。この粗利から人件費、家賃、光熱費などの固定費を賄います。

3. 業態別の原価率の目安

飲食店の原価率は一般的に30%以下が目安とされています。ただし、業態によって適正な原価率は異なります。

業態
原価率の目安
特徴
☕ カフェ
20〜25%
ドリンク中心で原価が低い
🍞 ベーカリー
15〜25%
粉物は原価が低い傾向
🍺 バー
15〜25%
ドリンクの粗利が高い
🍕 レストラン
28〜35%
食材の質で差が出る
🍶 居酒屋
28〜35%
ドリンクで補う構造
🍜 ラーメン
30〜35%
スープの仕込みコストが高い
🍔 ファストフード
35〜40%
回転率で利益を確保

重要なのは、原価率だけでなく「客単価 × 回転率」とのバランスです。ファストフードは原価率が高くても、回転率の高さで利益を確保しています。

4. 原価率が高い時の改善方法

原価率が目安を超えている場合、以下の方法で改善できます。

① 仕入れ先の見直し

同じ品質の食材でも、仕入れ先によって価格は異なります。複数の業者から見積もりを取り、定期的に比較しましょう。

② 使用量の最適化

レシピの分量を見直し、品質を落とさずにコストを下げられないか検討します。特に高額な食材(肉、魚介類)の使用量は原価率に大きく影響します。

③ メニュー構成の見直し

原価率の低いメニュー(ドリンク、サイドメニュー)をセット販売に組み込むことで、全体の原価率を下げられます。

④ 販売価格の調整

材料費の上昇分を価格に転嫁することも重要です。原価率を定期的にチェックし、適切なタイミングで価格改定を行いましょう。

5. 原価率を簡単に計算するには

原価率の計算は1品だけなら電卓でもできますが、メニューが増えるとExcelやスプレッドシートでの管理が大変になります。

「原価さん」は、ブラウザ上で食材とレシピを登録するだけで、原価率・粗利を自動計算できる無料ツールです。

原価さんの特徴

  • ✓ アカウント登録不要、すぐ使える
  • ✓ 食材の仕入れ値を変えると全メニューの原価率が自動更新
  • ✓ 仕込み品を材料として再利用し、階層的に原価計算
  • ✓ 原価率を色分けで直感的に表示(30%以下:緑、30-35%:黄、35%超:赤)
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※ 本記事の数値は一般的な目安です。実際の原価率は仕入れ先や地域によって異なります。正確な原価管理には、原価さんなどのツールをご活用ください。